【重賞予想2023】川崎記念(Jpn1) の傾向と全頭診断!

川崎競馬

2023年2月1日(水)に川崎競馬場で開催される2023年最初のJpn1レースとなる「川崎記念(Jpn1)」。

その川崎記念の重賞展望と過去の傾向、全頭診断を紹介していきます。

川崎記念のレース概要

1990年から地方全国交流となり、1996年からJRAとの交流となり1998年よりG1に格付け。川崎のダート2100mで行われるコーナーを6回まわることになり、コーナーでの位置取りの差が着順に影響することもある。

過去10年でJRA勢が9勝、地方勢1勝と断然JRA勢が優勢。JRA勢の9勝のすべてが関西馬。JRA勢が人気に応えるケースが多いが、2021年にカジノフォンテンが10年ぶりに地方所属馬が優勝、昨年は船橋所属の9番人気エルデュクラージュが2着に入るように人気薄の地方所属馬が馬券に絡むこともある。

川崎2100mのコースの特徴

川崎記念は川崎競馬場ダート2100mで行われます。向こう正面2コーナー付近からスタートして南関東の競馬場の中でもきついコーナーを6回もまわるコースとなっている。

1週目のスタンドの直線では隊列が決まって、ペースが緩む。2週目に入ったあたりからレースが動き出す。

川崎記念は東京ダート2100m好走馬を狙え!

年度/着順馬名東京D2100m戦績主な東京D2100勝ち鞍
2022年/2着(9人気)エルデュクラージュ4-1-0-1ブリリアントS(L)・スレイプニルS(OP)
2022年/3着(3人気)ヴェルテックス1-0-1-0春光S(3勝クラス) ※ブラジルC(L)3着
2022年/6着(4人気)ヒロイックテイル3-0-0-2ブリリアントS(L)
2022年/8着(10人気)ロードゴラッソ0-0-1-0※ブラジルC(L)3着
2021年/6着(2人気)ロードブレス0-0-0-1※スレイプニルS(OP)4着
2020年/7着(5人気)ミツバ1-0-0-0ブリリアントS(OP)
2020年/8着(9人気)メイプルブラザー1-2-0-3晩秋S(1600万下)
2019年/1着(3人気)ミツバ2-0-0-0ブリリアントS(OP)・ブラジルC(OP)
2019年/4着(4人気)アポロケンタッキー3-1-0-1ブリリアントS(OP)
2019年/11着(11人気)コスモマイギフト0-0-0-3
2018年/2着(4人気)アポロケンタッキー3-1-0-1ブリリアントS(OP)
2018年/9着(9人気)イッシンドウタイ1-2-1-3伊勢佐木特別(1000万下)
2017年/4着(3人気)ミツバ1-0-0-0ブラジルC(OP)
2016年/4着(5人気)マイネルバイカ1-0-0-1ブラジルC(OP)
2016年/5着(4人気)カゼノコ0-0-0-2
2015年/5着(4人気)イッシンドウタイ1-2-1-3伊勢佐木特別(1000万下)
2015年/6着(8人気)トーセンアレス1-1-1-2金蹄S(1600万下)

過去10年で東京ダート2100mに出走経験のある馬が、川崎記念に出走してきたのは17度(14頭)あり、成績は1-2-1-13と勝率5.8%、連対率17.6%、複勝率23.5%という結果。単勝回収率41.2%、複勝回収率61.2%。

オープン特別(ブラジルC・ブリリアントS・スレイブニルS)勝ち馬に限ると、1-2-0-5で勝率12.5%、連対率・複勝率37.5%と成績は上がる。さらに馬券内に入らなかった5回のち3回は4着。また、東京ダート2100mを2勝以上勝利がある馬に限ると1-2-0-1と勝率25.0%、連対率・複勝率ともに75.0%となる。

ポイントは東京ダート2100mを2勝以上している実績馬を狙うのが良い。

それを踏まえて今年の出走馬の中で東京ダート2100m出走経験のある馬は以下の4頭である。

今年の東京ダート2100m出走経験馬

年度/着順馬名東京D2100m戦績主な東京D2100勝ち鞍
2023年/(7人気想定)エルデュクラージュ4-1-0-1ブリリアントS(L)・スレイプニルS(OP)
2023年/(1人気想定)ウシュバテソーロ2-0-0-0ブラジルC(L)
2023年/(9人気想定)スワーヴアラミス0-0-0-1
2023年/(8人気想定)テリオスベル1-0-0-1スレイプニルS(OP)

好走条件である東京ダート2勝以上の馬はエルデュクラージュとウシュバテソーロの2頭。エルデュクラージュは昨年の川崎記念2着、ウシュバテソーロは昨年の東京大賞典1着とどちらも実績は申し分ない。むしろ過去の出走馬の中でも格という点は1枚上か。

川崎記念2023出馬表

川崎記念2023出馬表

メンバーを見渡すと昨年のJBCクラシックの勝ち馬テーオーケインズ、東京大賞典の勝ち馬ウシュバテソーロ、勢いのある4歳勢からはジャパンダートダービ―勝ち馬ノットゥルノと前走で名古屋グランプリを勝ったペイシャエスが参戦。昨年よりも1枚も2枚もレベルが上がった印象を受ける

過去10年の1着~3着馬

年度1着2着3着
2022年チュウワウィザード(JRA)エルデュクラージュ(船橋)ヴェルテックス(JRA)
2021年カジノフォンテン(船橋)オメガパフューム(JRA)ダノンファラオ(JRA)
2020年チュウワウィザード(JRA)ヒカリオーソ(川崎)デルマルーヴル(JRA)
2019年ミツバ(JRA)ケイティブレイブ(JRA)オールブラッシュ(JRA)
2018年ケイティブレイブ(JRA)アポロケンタッキー(JRA)アウォーディー(JRA)
2017年オールブラッシュ(JRA)サウンドトゥルー(JRA)コスモカナディアン(JRA)
2016年ホッコータルマエ(JRA)サウンドトゥルー(JRA)アムールブリエ(JRA)
2015年ホッコータルマエ(JRA)カゼノコ(JRA)サミットストーン(JRA)
2014年ホッコータルマエ(JRA)ムスカテール(JRA)トウショウフリーク(JRA)
2013年ハタノヴァンクール(JRA)ワンダーアキュート(JRA)グラッツィア(JRA)

過去10年でJRA所属馬が9勝とJRA勢が優勢。特にJRA関西馬が9勝と勝ち馬はJRA関西馬から出ている。近3年は地方所属馬が1頭ずつ馬券に絡んでいる。

過去10年の年齢別データ

馬齢1着2着3着
4歳(13頭)123
5歳(21頭)503
6歳(16頭)150
7歳~(66頭)334

年齢別でみると5歳馬が5勝と勝っているが、4歳から6歳馬の複勝率を見ると4歳勢が46%とやや優勢か。

川崎記念2023の調教動画

川崎記念2023全頭診断

S評価

ウシュバテソーロ

前走の東京大賞典は初めての地方の馬場が合うかどうかが焦点だったが、全く問題なく後方から差して快勝。道中でサンライズホープが仕掛けたことにより先行馬にはきつい流れになり展開が向いたのは確かに否めない。ただし、一列前にいた帝王賞勝ち馬メイショウハリオ、ジャパンダートダービー勝ち馬ノットゥルノよりも上りだけでも1.0秒、0.5秒差をつけた末脚はやはり特筆すべき内容。今回は、テリオスベルとスワーヴアラミスが出走。ペースクラッシャーとなる可能性のある2頭が参戦することによりかなりタフな流れになることが想定される。おそらくテリオスベルとスワーヴアラミスが捲る展開をするとしたら正面スタンド前から。

ウシュバテソーロを管理する高木調教師は「向こう正面から進出できる競馬を…」とコメントしていることからもワンテンポずらして向こう正面から進出していくはず。そうなると先行勢はかなり厳しい流れになることが予想される。末脚を最後まで持続できるスタミナと持久力のある馬が今回の川崎記念で好勝負を演出すると見て自信のS評価とする。

ペイシャエス

名古屋グランプリはヴァンヤールの完全な勝ち展開を1頭だけ追いかけてハナ差先着。とにかくどこの競馬場でも力を発揮できる自在性とスタミナがこの馬の持ち味。おそらく今回も先行するだろうが、タフな流れになればなるほどこの馬の出番であるに違いない。展開が落ち着いたとしても自在性があるので4角先頭から押し切るシーンもある1頭。

キョン太

キョン太

地方競馬をほぼ毎日馬券購入してます。南関東(大井・船橋・浦和・川崎)がメインですが、園田・門別・高知・名古屋なども時々予想して馬券購入してます。予想は、パドックと返し馬を重視。

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キョン太

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