最近一人の若手騎手に注目しているキョン太です。
その若手騎手の名は、「及川烈」。
普段、南関東競馬をやらない方には聞きなれない名前の騎手ですが、それもそうで2022年デビューの2年目の若手騎手の一人。
2022年デビューの新人騎手と言えば、以下の8名。
- 谷内貫太騎手 大井・嶋田厩舎 通算11勝
- 後藤蒼二朗騎手 大井・澤厩舎 通算6勝
- 鷹見陸騎手 大井・鷹見厩舎 通算14勝
- 小林捺花騎手 川崎・田島厩舎 通算35勝
- 新原周馬騎手 川崎・林厩舎 通算88勝
- 野畑凌騎手 川崎・佐藤博紀厩舎 通算109勝
- 及川烈騎手 浦和・長谷川厩舎 通算28勝
- 室陽一朗騎手 浦和・宇野木厩舎 通算38勝
※通算勝利数は2023年8月10日時点のものです。
デビュー2年目でまだ減量騎手としての扱いなので、乗鞍数もまずまず確保される中で、今のところ野畑凌騎手と新原周馬騎手の2名が勝利数を順調に積み重ねています。大井所属の3名の騎手は、大井の騎手レベルが高いこともあっか苦戦しています。
そんな中で、ここ最近、特に今年に入ってから浦和開催で個人的に注目している騎手が、前述の及川烈騎手。
笠松競馬での期間限定騎乗で武者修行から戻ってきてから、「また及川か…」と馬券に絡むことが多くなった印象。今回は、今なぜ及川烈騎手が買い時なのかについて分析したいと思います。
及川烈騎手のプロフィール
- 所属:浦和
- 所属厩舎:長谷川忍
- 生年月日:2004年3月2日
- 出身地:埼玉県川口市
- 初騎乗:2022年4月25日
- 初勝利:2022年4月28日
- 通算:378戦28勝(※2023年8月10日時点)
及川烈騎手の年度別戦績
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 28 | 28 | 34 | 292 | 378 | 7.4% | 16.4% |
2023年度 | 8 | 12 | 5 | 56 | 81 | 9.9% | 24.7% |
2022年度 | 20 | 22 | 19 | 236 | 297 | 6.7% | 14.1% |
デビュー年の2022年度から比べて勝率・連対率が上昇しています。
同期の出世頭でもある野畑凌騎手とは、騎乗数が違うので比較が難しいですが、勝率・連対率については遜色ないんですよね。
野畑凌騎手の年度別戦績
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
通算 | 109 | 94 | 99 | 940 | 1242 | 8.8% | 16.3% |
2023年度 | 62 | 56 | 49 | 502 | 669 | 9.3% | 17.6% |
2022年度 | 47 | 38 | 50 | 438 | 573 | 8.2% | 14.8% |
2022年ヤングジョッキーズシリーズでは地方競馬・東日本で1位に!
同期の野畑騎手を抑えて、見事東日本のトライアルラウンドでは1位で突破して2022ヤングジョッキーズシリーズのファイナルラウンド進出を決めました。ファイナルラウンドは残念ながら掲示板に載ることもできずに16人中14位という結果でした。
2022年6月から約半年間、笠松で武者修行
及川烈騎手は2022年6月14日から笠松競馬で期間限定騎乗で、2022年12月まで笠松競馬場で武者修行していました。その間の戦績は、249戦して12勝、2着22回、3着18回。勝率4.8%、連対率13.7%、3着内率20.9%と勝ち数は少なかったもののまずまずの戦績でした。
それまで南関東では、44戦して僅か1勝。3着も1回あったのみでしたので、それを考えると騎乗数もそれなりに確保できたので及川烈騎手にとっては良い経験になったと思います。
南関東競馬に復帰後の浦和での戦績が上昇中!
それでは、ここからが本題です。
及川烈騎手が南関東に復帰後の浦和競馬の戦績を見てみましょう。
1着 | 2着 | 3着 | 4着以下 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5月30日~6月2日 | 1 | 1 | 2 | 13 | 17 | 5.9% | 11.8% | 23.5% |
6月26日~6月30日 | 1 | 6 | 0 | 20 | 27 | 3.7% | 25.9% | 25.9% |
7月17日~7月20日 | 6 | 4 | 2 | 14 | 26 | 23.1% | 38.5% | 46.2% |
8月10日 | 0 | 1 | 1 | 3 | 5 | 0.0% | 20.0% | 40.0% |
見てみると復帰後の浦和2開催では2勝と物足りなさはあったものの2着7回と随所に好騎乗を見せていました。そして、復帰してから3開催目に大爆発。
6勝2着4回と勝率23.1%、連対率38.5%と好成績を残しました。
さらに特筆すべきなのは、3着内率が46.2%と騎乗レースの約半分で馬券内に来ているんですよ。
これは南関東の上位リーディング騎手なみの戦績です。
7月17日~7月20日の浦和開催では単複回収率100%超え!
7月17日~7月20日の浦和開催で、及川騎手の単複だけ買っていると…
- 単勝回収率179.6%、複勝回収率130.8%
- 勝利した馬の人気は、8,1,3,1,3,6人気。
- 2,3着にもってきた馬の人気は、5,3,4,10,3,3人気。
単勝22.9倍(8人気)ノースジラソーレ、単勝12.4倍(6人気)ナツハヨルなどの人気薄の馬を勝たせるなど、印象的な騎乗が多かった。4,5着も5回あり26レース騎乗で17回も5着以内とかなり勝負気配を感じる開催でした。
次の浦和開催も及川烈騎手に注目です!